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みちくさリレー、第一走者は、いの一番に道草教養大学の応援に名乗りを上げてくださいました華の豆工房さまのご紹介です!
六十歳からお豆腐屋さんを始めた華の豆工房代表の山内みどりさん。
「おなご(女性)にできるわけない」というまわりの反対意見もなんのその。
「だって、やらねばわからねべ、やってみねばわからねべ、反対されたっけ余計燃えてきたの」。
優しいお豆腐の秘密は山内さんの内面の強さにあるようです。
「こごの豆腐だばうめくてこれ食えばほかの豆腐だば食べらいね」(秋田弁)
―ここの豆腐はおいしくてこの豆腐を食べるとほかの豆腐は食べられなくる―(共通語)
こう言ってくださるお客様には嬉しくてついつい手をあわせたくなるそうです。
華の豆工房ではお豆腐に付加価値をつけるために1年に1商品ずつ増やしていったそうです。
商品開発はいまとなっては笑い話でも当時は無我夢中で必死だったことでしょう。
だからこそ、その苦労話は失礼ながら大変面白い。
そこで今回は数あるエピソードの中でも一番衝撃的だった「生ゆば」の誕生秘話をご紹介したいと思います。 |
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さて、続いては「生ゆば」ですね。
湯葉はね、当時、湯葉そのものが分からなかったから、とある場所まで勉強しに行ったんだ。そしたら機械屋に聞けって言うわけ。
教えてくれなかったの。せっかくこんな遠くまで来たんだからって、近くにある有名なお寺さ行って帰りに両側にあるお店のぞいたら
湯葉すくってたから、「あーこれが湯葉のとりかたかって」。勉強しに行ったっていうか見てきただけよね。
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・・・・・・ん?、えっ?、えぇー???
だから帰ってきて湯葉の機械注文して機械屋さんに聞いたの。「なんとしてとるの?」って。
したら、いろいろと取る道具があるからって教えてくれたの。本当に機械屋さんから聞いたの。まったくおもしれーもんだ。 |
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えぇー!!!き、機械屋さんって・・・、そんな遠くに飛び込みで
聞きに行ったんですか?
なんも、ちゃんと連絡して行ったんだ。そしたら機械屋さ聞けって言う
もんだから、そこの市内見学して帰ってきた。
教えてくれなかったからあきらめようとは思わなかったんですか?
思わなかった。機械屋さんに聞けばって言われて、せっかくこさにきた
んだからまずやってみっぺって。あっはっはっは
だけどね、秋田の人ってあんまり湯葉食べないんだよね。だからしばらく
売れなかった。竿燈とか、イベントに行ってとにかく試食してもらった。
それで美味しいの分かってくれて、ちょっと値段が高くても徐々に売れる
ようになったの。 |
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面白いですね〜。では先ほど作っていた「いぶり豆腐」はどのようにして誕生したんですか?
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お豆腐をみそ漬けにした商品があるんだども、これはね、ラジオ聞いててこういうのやってるって聞いたからどれやってみようと思ってやってみた
のよ。でもね〜これもね、出来上がるまで泣けるくらい練習して食べさせて、家族にも、もういいってくらい食べさせて、この味だ、あの味だって。
これね、大葉に包んで食べるとおいしいんですよ。人気商品なの。
そしたらある日、これ(みそ漬け)燻製にしてみたら?って言われたの。それでこの味付けを薄くして燻製にしたのが「いぶり豆腐」。
これもね〜大ー変だった。工房の中で燻ってたら煙まみれになってね。真冬に外で凍えながらやったりしたのよ。今でも試行錯誤してるよ。
燻製中にちょっとでも目を離すとすぐ真っ黒くなったりするから付きっきりじゃないとだめなの。本当に手間かかるんだ。でもね、やっぱり美味しい
って言われると頑張ろうって思うし、やりがいがあるよね。 |
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楽しいお話ありがとうございました。最後に「よりみちフェス!2012」にご協力いただきましてありがとうございました。
このイベントは一度きりのものではなく、毎年継続していきたいと考えています。
これからの道草教養大学に期待することなどがありましたらお願いします。
年に一回だけのイベントではなく、月に一度なにかできたらいいかなと思う。もっと外に向かって雄和をアピールするために雄和のものを集めて
こちらから発信していきたい。例えば、首都圏にある秋田県人会(雄和支部)に協力してもらって、年に1回とか雄和の商品をアピールしていき
たいよね。
スタッフ一同ご協力いただきました皆様のお役にたてるよう努力していきたいと思います。
以上、いつも元気で笑顔の素敵な「華の豆工房」代表・山内みどりさんでした。 |
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次回、山内代表からバトンを受け取る第二走者の登場に乞うご期待! |
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安心、安全、無添加、地元産大豆使用、体に優しい「華ちゃん豆腐」
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★販売先:華の豆工房/いぶきの里(秋田市上北手)/彩菜館(秋田市旭川)/みんなの野菜畑(トピコ1階)ほか |
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